コンビニが新たな分野としてチャレンジしたコンビニコーヒーは記憶に新しいですね。コンビニの利便性が年々上がっていますが、ついにここまで来たかと感じます。
しかし今や至る所でコーヒーを飲むことができる時代、コンビニコーヒーが売れるかどうかは微妙なところでしょう。コーヒーショップも乱立していますし、缶コーヒーの味も進歩しています。
そこで実際にコンビニコーヒーは買う価値のあるものなのか、そしてどこのコーヒーがおいしいのかを調査してみました。
セブン-イレブン
- ホットコーヒーRサイズ…100円(税込)
- ホットコーヒーLサイズ…150円(税込)
コンビニの王者セブン-イレブンはコンビニコーヒーでもおいしいというのが世間一般での評価ですね。
しかし実際に飲んでみるとインパクトに欠ける味。コーヒーが苦手な人でも飲める味とでも言うのでしょうか。酸味も苦味も少なく、「今飲んでるのコーヒーだよね?」と不安になりました。
他の2社と比べるとラインナップも少ないので、魅力があまり感じられません。あえて利用するシーンを挙げるとすれば、セブン-イレブンの何かが食べたいついで、といったところでしょう。少なくともコーヒーを飲みたくてセブン-イレブンを選ぶことはありませんね。
ローソン
- ブレンドコーヒーSサイズ…100円(税込)
- ブレンドコーヒーMサイズ…150円(税込)
- ブレンドコーヒーLサイズ…180円(税込)
ローソンはコンビニとして冴えないイメージがあったのですが、コンビニコーヒーの味は比較的評判がいいみたいです。
しかしこちらも飲んでみると「?」となる味。セブン-イレブンよりはしっかりと味がするのですが、それでもやはりコーヒーらしくないコーヒー。誰もがおいしいおいしいと飲んでいるコンビニコーヒーですが、正直これを飲むなら缶コーヒーでもいいです。だってどちらも美味しくないですから。
ただ、セブン-イレブンと違うのはラインナップの多さ。コーヒー以外にもカフェラテやロイヤルミルクティー、宇治抹茶ラテなどコンビニらしい豊富なメニューです。こういった飲み物を紙パックで買っていた人にはちょうど良いかもしれません。
味には関係しませんがセルフではないのはGoodでした。
ファミリーマート
- ブレンドSサイズ…100円(税込)
- ブレンドMサイズ…150円(税込)
- ブレンドLサイズ…180円(税込)
前の2社がアレだったので大して期待していませんでした。前評判は「苦味が強い」「インパクトがある」といった感じです。
たしかに飲んでみると3社の中では一番苦味が強く、多少はコーヒーっぽさがありました。眠気覚まし的な飲み方や苦味を求めている人にはオススメな味ですね。男性が好きそうな味。個人的には一番好みの味でした。
ファミリーマートもローソンと同じくラインナップが豊富です。ローソンのように紅茶まではありませんが、代わりに夏においしいフラッペがあります。特に抹茶フラッペが人気のようで一部店舗で品薄状態との案内がありました。
結論。わざわざ飲もうとは思わない
前評判で勝手に期待したのが悪かったのですが、正直他のコーヒーが飲める場所ならわざわざ選ぶことはしませんね。とりあえず3社の中ではファミリーマートが一番好みの味ではありますが。
とはいえコンビニコーヒーの最大のメリットは味ではなく種類の豊富さや他の商品と一緒に買えることだと思います。今まで100円前後の紙パックでしか買えなかったラテ系や紅茶が、少しはちゃんとした味で飲めるので需要はあるのではないでしょうか。ちょっとしたスイーツと併せて買えば満足度は高くなるでしょう。そういった意味ではメニューの豊富なローソンが一歩進んでいますね。
逆に未だにコーヒーだけで勝負しているセブン-イレブンが一番中途半端です。味で勝負すればコーヒーチェーンに負け、ラインナップでは他社に負けと良いとこナシですね。コンビニの王者という立場にあぐらをかいてしまったのですかね。
総評としては「コーヒーを飲みたくて買うべきではない」というものでしょうか。
(文/kaztel)