転職して年収40万アップした人は何を頑張ったのか?

年収を上げたい

35歳以上で転職して年収40万アップした人は何を頑張ったのか?

投稿日:2017年1月21日 更新日:


20年前までは、終身雇用制度という言葉があったが、今ではその言葉自体聞く事がなくなってしまった。

今の時代は、いつ職を失うのか分からない不安定な時代である。失業をして無職になってしまっても、再就職が可能なのかすら、はっきりしない。

現代の転職成功者の平均年齢は31歳となっている。この年齢を超えてしまうと転職はどれほど難しいものなのだろうか。

実際、年齢に関係なく転職を成功させている人もいる。今回はそんな転職者の実態に迫る。

転職に一番良い年齢は?

まずは以下の数値をご覧いただきたい。これは年齢別の転職成功率(DODA調べ)だ。

  • 25~29歳  13%
  • 30~34歳  13.4%
  • 35~39歳  12.5%
  • 40~44歳  12%
  • 44歳~  11.7%

ご覧いただけばわかるように、やはり若い時期の転職成功者の割合が多い。

転職をするのであれば、やはり20代後半から30代前半が一番いい時期なのかもしれない。特に一番いい年齢が28歳だ。

これは、今までの仕事で培った経験やキャリア、スキルを十分に発揮できて、体力的にも頑張りがきく年齢が平均して28歳であるという理由による。

なお、給料アップに適した転職先としては『専門商社』『人材サービス』『金融』という順番になっているが、未経験でこれらの業界に入るのは簡単ではないだろう。

逆に転職率が下がってしまう年齢は35歳を過ぎてからになる。これは、日本の会社の多くが年功型の給与体系を行っているのが原因である。

20代のうちであればキャリアアップを目的に転職することは、一般職・営業職ともに求人情報も多く、比較的希望の業種・職種に就くことは容易な可能性が高いが、35歳となると、社会人としての経験は10年を超え、それなりの経験と実績を積んでいると社会的にみられ、そういった人たちの中で転職に挑むのはそう簡単ではない。
ましてや、この年であれば結婚もして子供がいる人も少なくないだろうから、生活の事を考えればそれなりに希望額も高くなる。

ミドル世代は管理職など役職に就いて給与も多くもらえる。そういう人が転職するのは困難であることは容易に想像できよう。

しかし、そんな不利な条件においても転職を成功させているケースもある。その実例をお伝えしよう。

35歳以上の転職でも年収30万~40万アップ!?

●37歳Aさんのケース

東京都内の中堅電機メーカーでマーケティングに携わっていたAさんは、突然の事業部撤退をきっかけに早期退職制度を希望退職者として利用することとなった。

無事、大手電機メーカーに採用され見事に転職し、年収を30万円上げることに成功したAさんはその秘訣を、「自分の都合を優先させるのではなく、市場を見て動くことが大切だ」と語っている。

また、積み重ねてきたキャリアがあるからと言って、面接などで「経験者だから」とそれを押し売りするのではなく、「意欲」を見せることも大切だという。

●35歳Bさんのケース

家族の転勤がきっかけで調剤薬局の薬剤師から製薬メーカーの学術担当に採用されて無事に転職、年収40万円アップさせたBさんは、他が持っていない「自分だけの強みやスキル」を考えたという。

Bさんのように、手に職を持っている人たちは、その職能を持った上で他者との違いをアピールする必要があるのだ。

上記の例はほんの一部だが、いずれにせよ、自分の能力や経験をしっかりと把握し自身の需要を考え、アピールポイントを充分に考えた上で転職することが成功のコツなのではないだろうか。

35歳以上で転職したければ早めのスキルアップを

25~29歳の間で転職をしている人は、比較的、転職後もお給料がアップしている傾向がある。そして、その中で実力などを認めてもらえれば高収入も夢ではない。

25歳~29歳の間で転職

しかし今35歳を超えてしまっているあなたが転職をする場合、しっかりと転職先を見て、自分に合った場所を選ぶようにしよう。実力・実績を求められる会社へ転職をしたとしても、なかなか成果が出ないとお給料が上がる事はない。

一般企業の場合は、頑張って仕事を続けていく事で認めてくれる部分があるが、実力・実績を重視する企業の場合、35歳以上の転職は失敗する傾向がある。

したがって25歳~29歳の間で転職をして、自分の能力を必要としている会社でスキルアップと経験を積み、35歳を超えてからは先ほどのAさんやBさんのように市場を見据えた会社選びや、自分だけの強みを考えてそれを武器として行くのが良い。

20代というのは、一番実力を磨いていける時期でもある。転職をしやすい時期に、早めに転職をして、どのようにスキルアップができるのかが、その後の35歳以降の転職成功のカギとなってくるのではないだろうか。

35歳以上の転職はエージェントを利用するが吉

上記でお伝えしたように、35歳以上の転職はなかなかハードルが高い。
ともすれば、転職で失敗しこれまでの給与から金額がグッと下がり、金額アップ率云々という状況ではなくなる。
20代以上に綿密なキャリア設計をして転職に挑まなければ、悲惨な結果になりかねないことも理解しておこう。

この世代が転職を成功させるためには、転職エージェントの利用をぜひおすすめしたい。
転職の専門家がサポートをしてくれるサービスだが、多くの転職者と接しているので、客観的にアドバイスをしてくれるだろう。
予め自分の経験や実績をドキュメントにまとめ、最低希望額を伝えておけば、転職に関する意見や補足をしてくれる。
その回答を元に、自分の転職計画をしっかりと見直すことができるので、非常に有効な方法である。

中途採用の求人数もエージェントによって様々だが、各サービスによってその特色は異なる。
自分が進みたいと思っている業界や業種を鑑みて、いくつか複数のエージェントに登録することをおすすめする。
上場企業の求人も多くあるので、気になる人は新規登録しておくだけでも損はないかもしれない。
転職エージェントは面接官との面接だけじゃなく、給与の交渉、内定から入社後までサポートをしてくれるサービスなので、入社後も気になることがあれば話を聞くこともできる。

「年齢的に転職は無理だ」と不満を持つよりも、一度相談してみるだけでも答えは見えてくるし、その方が精神衛生上、良いだろう。
もし、その時に紹介ができる企業がなかったとしても、チャンスを見据えて長い目で活動してみてはどうだろうか。

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